格闘技ファンの間で期待される” 那須川天心 VS 武尊 “のゴールドカード!!
2020年こそ、このドリームマッチが実現するのではないか?と言われています。
なぜなら、ここ2年ほどの間で、これまで相手選手の名前を発言するのもタブーとされていたこの試合に関して、ご本人たちがマイクパフォーマンスや記者会見で口にするようになってきたからです。
この記事では、
- 2020年中の那須川天心 VS 武尊の実現可能性
- 実現のためのハードル
- 実現するとしたらその時期・場所
などを検証していきます。
近年の 那須川天心 VS 武尊 の 急進展!
まずはここ数年で展開された、那須川天心 VS 武尊 の双方からのアクションを検証していきたいと思います。
武尊選手「必ず実現させようと思っています」
この流れの初めは、
2018年12月のK-1 大阪大会の武尊選手のマイクパフォーマンスでの発言です。
那須川天心の名前は出しませんでしたが、明らかに那須川天心選手を指して、
「時期はわからないですけど、僕は必ず実現させようと思っています」
と話しました。
「全く実現できない状況でそういうことを発言したらファンの人を裏切ることになってしまうので、中途半端なことを口にしたくなかった」
とも言っており、裏を返せば団体間で対戦の準備ができてきたのでは?という期待がファンの間で高まりました。
天心選手「やるなら東京ドームでやりたい!」
2019年初め、RIZIN CONFESSIONS 32の中で、那須川天心選手がこの件に触れました。
「やるなら東京ドームでやりたい」
「形だけで言っているのか本当に言っているのかがわからない」
(これは過去に天心選手から対戦要求をした際に、名前を出すなとK-1側から訴訟されたことから心象が相当悪いことが伺えます。)
「やるなら受けて立つ」
武尊選手「東京ドームで会いましょう」
これに対して、武尊選手もTwitterで反応します。
(過去の訴訟の件があるからなのか、お二人共名前を出したりメンションしたりはしないんですよね)
これは、相思相愛で試合が決まるのも時間の問題と思われ始めました。
天心選手「正式にオファーをください!」
2019年夏、RISEトーナメントで優勝した後のマイクパフォーマンスで、天心選手が武尊選手との戦いについて発言をしました。
それも、K-1陣営と武尊選手に言いたいことがあると名前もきっちり出しての発言です。
「強い者同士を集めて戦わせるのが本当の興行じゃないでしょうか?」
「SNSに書き込むなら正式にオファーをください」
「俺は待ってます!!」
ついに訴訟騒ぎ以降で初めて名前を出しました!
これは今年(当時2019年)の年末にやるのでは?と否が応でも期待が高まりました。
一方でこの時点で一つの懸念も生まれました。
2018年12月時点で、見込みがありそうなことを言っていたのに、半年以上過ぎたこの段階で、まだ天心選手サイドに話が回っていない….?
武尊選手「オファー出せるならとっくに出してるでしょ」
これに対して、武尊選手がSNSで反応します。
「オファー出せるならとっくに出してるでしょ」
「絶対実現させるから待ってて」
つまり、K-1陣営からもオファーを出せないけど、武尊選手は実現したいと思っている。ということです。
この時点で実は裏側で話が進んでいるのでは?という話がかなり怪しくなってきました。
天心選手「対戦の打診をしているが、K-1サイドから『3年の独占契約が必須』と言われる」
RISEトーナメント翌日の記者会見では、天心選手はこのように語りました。
ここからも、試合の交渉は全く進んでいないことがわかります。
K-1は独占契約かつ試合をするたびに1年自動更新であるという話は有名で、K-1サイドはその姿勢を譲っていないんだなという印象でした。
K-1運営「僕らは天心選手と交渉したことはないです」
ここで、K-1の次回大会の発表記者会見でK-1運営の中村プロデューサーから、この対戦やファンの熱に冷水をかけるような発言がありました。
「武尊選手はK-1のチャンピオンなので、対戦したければK-1 GROUPに入ってもらって、実績を積んでくれれば可能性はあります。」
わかりやすく、K-1に所属しないとやらせませんと言っていますね。
前述の通り、天心選手の知名度や実力・将来性からして、到底受け入れられない条件(3年縛り)があり、K-1への所属は現実的ではないように思えます。
「現時点で先方(天心選手サイド)からコンタクトはないです。」
さらに、天心選手が打診しているというのは嘘です。と言っているのです。
少なくとも天心選手サイドがああいうからには代理人なりどこかしらの人とはコンタクトを取っているのは確実でしょう。
その中で、コンタクトはないと言い切ってしまうところに、K-1サイドの「絶対にこの試合はやらせない」という意思を感じます。
天心選手「未来に集中します」
それに対して、天心選手がTwitterで答えました。
「武尊さんの声に僕なりに応えただけなんですけどね。
もちろん嘘は言ってません。未来に集中します。」
天心選手「もう交わる確率はない」
天心選手は2019年末のRIZINの記者会見で武尊選手との試合について、こう答えました
「もう交わる確率はないと思う。今はそこまでやりたいと思っていない。仕方ない。」
残念ながら、天心選手は武尊選手との対戦で足踏みするよりも他の盛り上げ方を選んだように見えます。
K-1サイドの頑なな態度を見れば、やむを得ない選択ですね。
このように、2018年末から盛り上がり、ついに実現か!?と思われた、” 天心選手 VS 武尊選手” は大人の事情にひんやり冷まされ、2019年は終わりを告げました。
武尊「その試合を実現させたい。今年中に。」
ところが、当のK-1サイドの武尊選手は、2020年になってからも、この試合を実現させたいとより大きくメディアで発信するようになりました。
「その試合を実現させたい。今年中に。」
「実現できないのならば引退する。」
特に2020年3月に行われた、K’FESTA3では涙ながらにアピールしました。
「今日、言うなって言われてたんですけど」
「団体とか関係なく格闘技を盛り上げたい」
「格闘技最高!!(いつものK-1最高ではなく)」
武尊選手のこの試合にかける情熱は失われていないどころか、より大きくなっていることがわかります。
2020年の ‘那須川天心 VS 武尊’ の行方
これまでの流れからも分かる通り、キーポイントは
- K-1運営
- 武尊選手
であると言えます。
天心選手はオファーがあればワンマッチでも受け入れる準備があるわけなので、具体的には、
- K-1運営側が折れる
- 武尊選手がK-1を脱退する
の2択です。
K-1運営側が折れる
これは前述の中村プロデューサーの発言からもはっきりわかりますが、ほぼありえないでしょう。
このファンの盛り上がりを受けても、あの発言になることから、方針は大きな力や根本の方針に起因していることが考えられ、話が盛り上がったからとしても、K-1側からしてもこれを受け入れることはほとんどありえません。
武尊選手がK-1を脱退する
武尊選手はK-1に大きなこだわりを持っており、K-1を脱退するという確率は今のところは低いです。
ただし、武尊選手は個人で十分な知名度・実力を持っており、他団体に行ったとしてもYoutuberになったとしても確実に成功出来るでしょうから、武尊選手の決断次第では可能性があると思います。
その場合、前述のK-1の1年縛りが発生し、最後に試合をした日から1年間試合ができないことになります。
これをまともに守るとすると、2020年3月22日に試合をしたことから、一番早くて次に出来るのは2021年3月23日ということで、2020年に試合をしたいという武尊選手のアピールからして、この方法は取らないのではないかと予想しています。
オリンピックイヤーの特別イベントの開催
そこで噂されている第3の選択肢が、オリンピックイヤーの特別イベントでこの試合を行うという説です。
K-1運営はK-1の方針は変えずに、特別イベントに協賛する形で武尊選手を貸し出すというストーリーですね。
これは以前から噂がされており、石井館長(旧K-1の創設者、現在のK-1とは表向きな関係はない)もおっしゃっていました。
実際にこのような夢の舞台が行われることをファンとしては期待するばかりです!
追加情報がはいりましたら、またご報告していきます。
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