K-1の人気選手である皇治選手
2018年には武尊選手とのタイトルマッチで大きな盛り上がりと熱い打ち合いを見せ、K-1を代表する選手の一人となっています。
しかしながら、2019年度は年間表彰がされるK-1 AWARDにノミネートすらされなければ、2020年の1年で最大のイベントであるK’FESTA3も欠場しました。
果たしてこれはどういうことでしょうか?
実は以前から皇治選手は他団体との戦いをアピールしており、RIZINへの移籍が噂されています。
それでは今は何をしているのでしょうか?RIZINへの出場時期や対戦相手は?
皇治選手の基本情報
所属: TEAM ONE
K-1オフィシャルサイト
生年月日: 1989.5.6
身長: 173cm
出身地: 大阪府池田市
ファイトスタイル: オーソドックス
獲得タイトル: K-1 WORLD GP第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント第3位
ISKA世界ライト級王者
初代HEAT キックルール ライト級王者
戦績: 41戦 28勝(10KO) 13敗 0分
皇治選手は記者会見で対戦相手を挑発したり、奔放な発言をすることでファンから高い支持を得ている選手です。
特に地元大阪では支持されており、武尊選手との試合ではチャンピオンでありメディア出演もある武尊選手への声援よりも圧倒的に皇治選手への声援が大きく驚かされました。
そして、パフォーマンスだけではなく試合でも絶対に倒れない強い気持ちで最後まで相手に向かっていく強さを持っており、数々の名勝負や大番狂わせを見せてくれています。
皇治選手のRIZINへの移籍の噂
皇治選手の発言から、RIZINへの移籍を希望していることは確実です。
RIZINが受け入れる交渉に入っているという情報はありませんが、皇治選手ほどの知名度があれば大手を振って迎え入れると思われるので、近いうちにRIZINに出る可能性はかなり高いと思います。
会見でK-1脱退を宣言(公式動画では削除)
2019年末に皇治選手は記者会見の中で、K-1をやめてでも他団体で勝負したいという発言をしました。
それも単に希望として述べるのではなく、
・K-1への感謝
・ファンとの約束
・違約金が必要であれば払う
と強い決意を口にしています。
K-1には感謝している。でも俺は何より大事にしているファンと“別の世界を見に行こう”とか“新しい世界を見に行こう”と約束してきた
https://www.tokyoheadline.com/471247/
俺はこの試合でK-1を辞めて、リスクをしょってでも、新しい世界へ挑戦していきたいと心から思っている。それが違約金が発生するなら、お金を払ってでもファンとの約束を守りたい。
https://www.tokyoheadline.com/471247/
なお、公式の記者会見の動画からこの部分はカットされていることからも、皇治選手は本気でこの発言をK-1サイドに伝えたことが伺えます。
Twitterでの発言から読み取るRIZINへの移籍
会見では” 他団体 “としか言いませんでしたが、それはRIZINである可能性が高いです。
実はこの会見の約1年前にもTwitterでRIZINに出たい、そして那須川天心と対戦したいと発言していたのです。
さらに、K’FESTA3後にはこのように発言しています。
あいつとあいつ、やらせたろうや
Twitter
ここからも、移籍の目的は那須川天心にあり、那須川天心の主戦場である、RISEもしくはRIZINに参加することが確定的と言えます。
皇治選手の知名度から考えると、おそらく地上波放送もあるRIZINであると思われます。
移籍の目的は那須川天心? 天心 VS 武尊を実現させること?
武井壮さんとの対談の中で、皇治選手は名前は伏せましたが、明らかに天心選手とわかる言い方で、言いました
喧嘩を売ったやつが相手の舞台に来るべき
youtube
だから、そこ(天心選手が主戦場にするRISE or RIZIN)に行って、そいつ(天心選手)をK-1に持って帰ってきたい
youtube
「 俺は来たぞ
youtube
お前(天心選手) も喧嘩売ったやつ(武尊選手) の前に来い 」と言いたい
ちょっと理屈は飛躍していますが、皇治選手の目的はわかりました。
天心選手にK-1に来いと言いたい。ためにRIZINに行くということですね。
現実的にはどうなのでしょうか?
先にやりたいと言ったほうが・・・というのはしっくり来ません。
天心選手が最初に武尊選手とやりたいと言ったときならばわかりますが、既に天心選手は武尊選手の名前を出さなくなって久しく、当時とは比べ物にならないほど天心選手の価値は上がっています。
今の時点で、天心選手がK-1に行くべきだという理屈は通らないのではないでしょうか。
実際にRIZINに移籍をして、天心 VS 皇治 が実現して、このメッセージが伝わったとして 天心 VS 武尊 につながるかと言うと、そうは思えないのです。
那須川天心に勝つ → K-1に来させる → 天心 VS 武尊のストーリー?
では、皇治選手が天心選手に勝って、K-1に呼び込む。というストーリーはどうでしょうか?
これはストーリーとして成り立ちます。
最強を目指す天心選手が、もし皇治選手にボロ負けすることがあれば、もっと強い選手がいるK-1を次の頂きと定め、独占契約でK-1に来る可能性があります。
K-1に来てしまえば、武尊選手とぶつかる確率も段違いに高まるでしょう。
ただし、この案には決定的な欠点があります。
それは、残念ながら皇治選手が天心選手に勝つ可能性がほぼゼロであることです。
もちろん勝負はやってみないとわかりませんが、皇治選手はパワーで一発を狙える選手ではなく、耐久力と気持ちの強さでしつこいくらいに相手を押し込んで、判定で勝つ選手です。
自力とテクニックに圧倒的な定評がある天心選手と戦って勝つ絵が全く思い浮かびません。
よって、この案はなしでしょう。
那須川天心に負ける→武尊が登場のストーリー?
それでは、皇治選手は天心選手に負けて、その仇討としてK-1が弱いとみなされないように武尊選手が出てくるというストーリーはどうでしょうか
武尊選手のK-1愛の強さを考えると、K-1が舐められたままではいられないと思うでしょう。
ただし、ここで動かしたいのは武尊選手ではなく、天心選手です。
「俺は全てを捨ててココに来た!お前もK-1に行ったってくれ!」という皇治選手の魂の叫びに天心選手が感化されるというストーリーではどうでしょうか。
そのストーリーをリング上で展開されると、天心選手が心を打たれるのはもちろんのこと、ファンの意見も「K-1行ってあげれば?」に変わり、ファンの声に答えるために天心選手が動くかもしれません。
ただ、やはり天心選手がK-1に行くには契約の3年縛りがあり、翌年の武尊選手との1戦のために21歳〜24歳という限りある若い時間を投げ込むかというと厳しいように見えます。
(それはファンとしてもやめて欲しい気持ちがあります。)
結論: 皇治選手がRIZINに出ても、天心 VS 武尊には無影響では?
結論として 皇治選手の行動が天心 VS 武尊にはそれほど影響しないと思われます。
結局はK-1に運営が認めるか否かが最重要ポイントなのです。
皇治選手がRIZINに出るとしたらいつ?
では、皇治選手がRIZINに出るとした場合、いつ頃に出ることになるのでしょうか。
K-1は通常最後に試合をしてから1年間は他団体で試合をしては行けない規約があります。
これを守ろうとした場合、皇治選手のK-1での最後の試合は
2019年11月24日なので、2020年11月25日以降です。
おそらくこのタイミングでは武尊選手と天心選手が今年中に戦うことには間に合わないでしょう。
皇治選手は違約金を払うと言っていることからこの1年縛りを無視して強行することを考えているようにも見えます。
最短でRIZINの大会に出るとすると、
4月19日 横浜アリーナ
ですが、コロナで延期の予定であること、既に天心選手は4月12日のRISEで試合が決まっていたこと(こちらもコロナで延期)から、この大会ではないでしょう。
2019のスケジュールで言うならば、
・ 6月 神戸
・ 7月 さいたま
・ 8月 愛知
・ 10月 大阪
・ 12月大晦日 さいたま
でした。
皇治選手の地元である10月の大阪大会でやるのが自然ではないでしょうか。
(ただし開催地と時期は昨年とズレる可能性もあります)
天心 VS 武尊をやるならばおそらく大晦日なので、その前哨戦として盛り上げることもできます。
RIZINとしては天心戦を前に夏頃に1戦挟む可能性もあります。
ただ、皇治選手は失礼ながら実力よりも知名度が先行している選手なので、1戦挟んで無名の選手に負けたり競ったりすることで価値を落としかねないので、一発目で天心選手と戦わせるのかなと思っています。
まとめ
- 皇治選手はRIZINに移籍する
- 目的は天心選手 VS 武尊選手を実現させること
- 天心選手 VS 武尊選手を実現する効果はおそらくほとんどない
- 皇治選手の次の試合は秋頃のRIZIN大阪大会が濃厚
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